再び本土に降り立ちました。明日から伊勢丹新宿展での展示が始まります。

島ではまた缶詰状態ではありましたが、最後の2日間はKameli apartmentのお客様がご来島。仕事の合間に民宿にお邪魔したり、運動会を一緒に覗いたり、その後は島を散策しに出かけたりと、ほんのすこしだけではありましたが素敵な時間をすごさせていただきました。

お二人はもともと黒島の常連さん。お二人とも3年ぶりの黒島だそうですが、もともとお客様のお一人は20年前に民宿でお手伝い(ヘルパーさんといいます)をされていたそうで、八重山の伝統芸能に精通し、三線の腕も すごいのです。昔撮影されたという島の様子には、島の人たちの20年前、若かりしころの笑顔が写っていました。私には全く知らない時代です。

もうお一方は、実は、私が住んでいた六甲の住処を引き継いでくださることになり、古くて不便な家ではありますが私にとってはとても気持ちのいい場所、思い出深い場所なだけに、その不便さも含めて楽しんでくださっているご様子を聞けてまたさらに嬉しいご報告でした。

このお二人。お話をしていると、もう何年も前から同じ場所にいたり、同じ知り合いがいたりで話はどんどん思わぬ方向へ。黒島という、数年前まで全く知らなかった場所をきっかけに、こんな縁があるのだなぁと不思議な気持ちになりました。

トラックに乗ったお二人は、Kameli apartmentの装いです。風が吹いて肌寒いのにリネンの薄手のストールでもあったかい!とおっしゃりながら笑うお二人。黒島が一気に、まるで撮影用の素敵な舞台になりました。

東京へ出発する朝。

船に乗って出航をまっていると、窓からコンコン、と聞こえてきました。
そこには息を切らしたお二人の顔!なんと、宿から自転車で(相当な距離です!)見送りに来てくださったのです。よかった!間に合った!と、きっと全速力で来てくださったのでしょう。私も船からはもう降りることはできないのですが窓のあいた後部座席に駆け寄り、ゆっくりと動きだす船の上から最後のお別れをしました。次はどこで会えるのかな?神戸かな?黒島かな?はたして。。

Kameli apartmentで出会い、黒島で再開し、そして私は見送られて船で旅立つ朝。なんだか不思議な、しかし夢のような一瞬でした。