7/10 黒島は、台風が通過中。

数年ぶりの大型台風だという予測を聞いて、島の人たちは黙々と、2,3日前から対策をしていました。私にとっても初めての島の大きな台風。果たしてどんな風になるのだろう?「台風が過ぎ去ったら島が一変するよ。」とか「葉っぱは落ちて、木は枯れたようになる」とか、「あの古い建物の屋根は落ちるだろう」とか、いろいろな話をききながら、そわそわと準備をしていました。

なにをどうすればいいのかよくわからないので、とりあえず窓の隙間を埋める作業をしたり、外にある植木鉢などを中に入れていると、え?こんなものまで⁉︎というものまでどんどん片付けられていきます。木の板や、外のテーブル、椅子。鉄の重たい足場やハシゴも、紐でしばって風が当たらない場所へ。風の通り道を予測して、場所を決めていきます。

 

台風は午後からやってきました。風は大きな音を立てています。
安全かもしれない場所は、今、この家の中だけ。気圧がどんどん下がっているのか、眠気や鼻水がとまりません。(それは気圧のせいでしょうか?)
ドキドキと胸騒ぎが止まらない。
六甲おろしに鍛えられてきたからなのか、いくら大きな音がしても猫たちは案外平気な様子でいるので、それになんだか救われました。

進路は、黒島から北のほう、石垣島や宮古島近くを通過。どうやら黒島は直撃を免れたようです。

去年まで私の住んで居た神戸の街も、つい先日までの大雨災害の様子を聞いていました。あらためて日本全国が自然災害の多い国だと気付かされます。こうして立て続けに起こると、遠くの場所で起こっていることを知ったとしても、自分の場所のことに精一杯で、場所が違うということを思い知らされます。

 

夜が明けて、外を歩いてみました。大きな被害はゼロ。家の庭の大木の、太い枝が折れて落ちていたのでびっくりしましたが、島の人は「そんなのはいつものことよ」と言います。窓ガラスに当たらなくてほっ。
台風の次の日は、島一斉に掃除をしていました。まるで、台風に、いろいろなものシンプルにしなさいよ、と言われた気分です。

すぐ近くの宮古島、石垣島では被害もあった模様。
近頃の災害の被災者を想うばかりです。

後ろの木の枝がばっさりと地面に叩きつけられていました。