畳屋さんの助言のおかげで、目をつぶりながらもいつかは正面から向き合わなければならないだろうと感じていたシロアリ問題が 目の前に「ストン」と用意されたようで、畳屋さんに信頼できるシロアリ業者さんを紹介してもらい、ようやく重い腰を上げて連絡してみることになりました。

そして、その週の日曜日。八重山シロアリ社の砂川さんに来ていただくことになりました。

港までお迎えにいくと、業者さんとは思えないような身軽な姿で船を降りてこられ、始め、気づくことができなかった私。天井や床下にももぐらなければならないだけあって、さすが、鍛えられた体、マラソンをされているというのを聞いて納得です。
黒島へは定期的に仕事でも来られるそうですが、若い頃は写真を撮りにも来られていたとか。最近はお孫さんとも一緒に来られたのだそうです。石垣島の子供にとっては船で離島に渡るのはちょっとしたアミューズメント気分かもしれませんね。

家に着くと、早速 家の周り、室内、床下をくまなく見てもらうことになりました。約1時間ほどかけてくまなく、くまなくチェックしてもらいます。

 

ドキドキ。

 

ドキドキ。

 

そして結果は、、、なんと、今はこの家の中にはいないだろう、との判断。あくまで目視と言いますが、プロの意見を聞けて張り詰めていた緊張の糸がほどけ、私たちもおもわず笑みがこぼれました。
以前はいたし、たくさんの箇所がすでに被害にあっているのは私たち素人でもわかりました。しかしその被害箇所からはすでにいなくなっているようでした。

実は以前 Tさんに床下に潜ってもらったときに、
・床下の掃除(悲しいかな、床下にもたくさんのゴミがありました。)
・防水シートを床下に敷き詰める(通信販売で購入)
・調湿剤としての木炭を設置(石垣島のホームセンターで購入)
・シロアリ用の駆除剤を設置(石垣島のホームセンターで購入)
をしてもらっていました。素人ながらの苦肉の策ではありましたが、砂川さん曰く、それが功を奏したのではないか。とのこと。「随分と、よく頑張りましたね」と褒めていただきました。

シロアリがいたからと言って殺虫剤で見えているのを殺してしまっては、シロアリが逃げて他に被害が別のところに広がるだけ。シロアリの巣までもってかえってもらえる駆除剤を設置し それで経過をみるというのが理想的だが、そのときにシロアリの道を崩してしまうとまた被害が移る可能性も考えられる。もしかしたらシートを敷いた時に崩している可能性もあるので、ダンボールでおとりをして、来るか来ないかの経過を見ましょう。ということになりました。

※シロアリの道というのは、粘土でどんどんトンネルを作るようにモリッとした道ができることです。素人では分かりにくいですが、この場所からこの場所へと、目に見えて個数や道筋がはっきりとわかるものだそうです。

とりあえずは、

 

安堵〜〜〜〜!!!!(涙)

 

とは言っても、大自然はどこもかしこもシロアリの住処。
砂川さん曰く、「何千年と昔から住んでいるシロアリの住処に人間が入ってきて、お、ここに家を建てよう、そしたらシロアリが家に入ってきて、シロアリは邪魔だ!駆除だ!と騒ぎ立てる。しかし彼らの方からしたら、自分たちの場所に勝手に家を建てたのはおまえたちだぞと思っているかもしれないよね。」と。
なんだか聞いたことのある感じ。
以前 村の長老 てっちゃんおじいに蟻のことを相談した時にも、同じことをおっしゃっていました。

人間は決して地球の主役じゃないことを、田舎の暮らしでは教えてもらいます。

チェックをしてもらったあと、島生まれ、島育ちの砂川さんは、シロアリに関する様々な知識を私たちに授けてくださいました。「私たち業者に頼めば有料だけど、自分たちでできることもたくさんあるから、頑張れ。」と。

 

 

<家の周り>
家の周りには、腐った木や枯れた木、すでにシロアリに食われている木があることに気づきました。
→これらはなるべく撤去してしまう。枯れ木はシロアリの住処になる場合があるので取り除く。家の壁などに立てかけているような木材も要注意。木材など使わない場合は家から一メートルは開けておくこと。

 

<家の中>
柱、畳の下、床下、などにシロアリの道がないかチェック。
アメリカカンザイシロアリというシロアリは、乾いている木を食べて、針の穴のような穴を開けて外にでてくる為 木材の中がスカスカになっていることが確認できます。ここで、この場所には日本に昔から生息しているヤマトシロアリ、イエシロアリ以外にも、違う種類が生息しているということが判明。
→シロアリの被害にあった箇所はその後蟻が住み着くこともある為、できるだけ取り除いておく。

 

<床下>
シロアリの巣は土の下1メートル2メートルのところにあり、必要な水分はそこから上がるときに補給してくるため、湿気の多いところに被害が多いとも限らないのだそう。しかし多くは湿気の多い場所に巣をつくるので、防湿シートをひいているがこれは得策かどうかはわからない。その下深くに巣がある可能性は十分にある、とのこと。
→シロアリの道を見つけたら、むやみに崩したり衝撃を与えるのは避けて、まずはシロアリ用の駆除剤をその上に静かに置いておく。(衝撃を与えてしまうと他の場所に移り被害が広がってしまうので注意。)
特に家の角になるところ、水まわり、太い柱の下には半年に一回くらい取り替えて設置しておく。
防湿シートの代わりに、月桃の葉っぱを乾かし敷き詰めるのも昔ながらのいい方法。月桃は虫除けにもなるので、種はネットに入れてクーラーの裏、玄関などヤモリの多い場所に置くと効果的。

 

<天井>
天井は、ヤマトシロアリやイエシロアリに関しては床下にいない場合は上がってはいかないので、まずはシロアリの道を辿ってみて観察してみることに。

 

今後するべきこと

1.シロアリがまだ家に通ってくるかどうかのチェック
畳の下など、わかりやすいところにダンボールを置いて観察してみる。ダンボールや新聞紙はシロアリに食われやすく判断が容易なため。

2.建物の周囲に犬走りのところに薬剤を撒く
噴霧器を使ってコンクリートの境目、切れ目、割れ目、立ち上がり、束柱(つかばしら)やブロックの周囲などに大体手の幅(7~10cm)に噴射する。ゴキブリや蟻対策にもなる。→薬剤なので、猫が心配。要検討。

3.半年〜年に一度くらいは新しく被害がないかのチェック
合わせて当分の間は駆虫剤の交換もしておく。

 

 

とりあえずのところは、ホッと一安心。
これで次のステップ、畳の入れ替えに進むことができそうです。