2日目。
この日は、長年の汚れが何層にも重なってきたであろう、ベッドベトの窓の掃除をしに行きました。
まずはアロマオイルと、虫除け用に蚊取り線香を焚いて。少しでも気分が上がるような工夫が、今の私には大事。

しかしこの日、家に入った瞬間、家はなんだか私を快く迎えてくれている気分がしました。
「きれいにしてくれてありがとね。」
暑すぎて、幻聴も聞こえるようになってきたのでしょうか。

まずは部屋の中から。一度で真っ黒になる雑巾に衝撃。その上何度拭いても汚れが付くだなんて。その間にも、蚊の攻撃が私を襲います。ちょっと小刻みに全身を動かしながら、両手に雑巾、必死な姿はまわりからみたらどんな風に映るのでしょうか。そんなことを考えている暇はありません。
窓の外からの窓拭きは、もう蚊の陣地に自ら乗り込んでいくようなもの。いざ!出陣!!まるで武士にでもなったように、縦横無尽に次々と呪いにかかった窓をやっつけていきます。身体には複数の蚊の痕跡が。結果は、デカイのが一つ、小さいのが3つで計4つ。敵地に乗り込んだ割にはなかなかいいんじゃない?と満足の結果に。あー、かゆい。

しかし、ここにきてカレンデュラがどれだけ救われているか。虫に刺されても一度塗っておけば自然に痒みはなくなるし、跡も残らないので本当に重宝しています。日焼けの痛みも和らげてくれて、心強い味方です。

窓拭きをしながら思うのは、目にしているよごれというのは氷山の一角であって、窓のガラスを磨いてみるとその縁がどれだけ汚れているか見えてくるし、さらに磨いていくと他の汚れ(窓のサンに挟まっている虫の死骸や巣の跡、枯葉や砂がこびりついたもの、ねっとりとしたシール汚れなど)がどんどん見えてきて、変なものに手をつけてしまったなぁという気持ちと、わたしがやらずに誰がやる、という気持ち、きれいになったらこの汚れはだれにも知られないままなんだろうな。という複雑なさみしい気持ちなどいろいろな気持ちが出てきます。
同時に、政治とか、社会問題とかも、見えてきた問題を掘り下げていくとさらに長年重なってきた問題が浮き彫りになる様子がなんだか一緒だな、なんて悟りに入っていっちゃったりして。

わたしの中のわたしに、いいよね。自分がわかっていれば。と、これまでと変わらずひとり自問自答するのと、序盤の家の声(幻聴)に励まされ、今日もわたしは動くのであります。え、これは一体なんの卵??もーやだ。と思いながら。
そして休憩がてらまだ開けられていない荷物を解いて、リネンやバスケットに癒されて。あぁ、はやくこれが使えるようになったらなぁと夢見るひとときを挟み、窓拭き再開。
ご近所さんがゴーヤーと島かぼちゃを届けにきてくれてすこしだけお話し(ゆんたくというそう)をしていると、油断していたところに10箇所刺されました。なんてことでしょう。敵は強し。完全に油断していました。

涼しいリネンのシャツですら、胸から上、背中からの大量の汗、気づくと、水浴びしてきたの?というようなくらいの汗が出ていました。それでは蚊も刺したい放題ですね、窓拭きなどの蚊を伴う作業は虫除けしたての開始直後にかたづけてしまうというのが良さそうです。

窓の呪いは、この日はそうですね。半分くらいでしょうか。少しずつ解けてきました。窓拭きがこんなに重労働だとは。まだまだ島生活初心者の身体にとっては簡単ではありません。

この日の「わっ!びっくりしたな〜 もー。」の回数は、2回。

絶叫回数、1回。

近所に住むおじぃが、「ぎゃー!!」というわたしの叫びに、「なにびっくりしたか?」とすぐさま心配して見にきてくれました。
「閉まらない窓を思いっきり閉めたら、その瞬間、上からヤモリが降ってきました。。。」