大掃除4日目。
そろそろ、虫恐怖症には限界がやってきたのでしょうか。掃除に向かう足がすこしだけ重たく感じられるようになってきました。蜘蛛の巣は吸い込んでも、拭いても拭いてもまたできる。アリは次々と場所を変え行列をつくる。一向に虫の気配はなくならない。なぜって、家のいたるところに穴が空いているので当たり前です。この日は虫の死骸集めと、釘抜き、備え付けの備品の撤収など。暑さ疲れでしょうか。溜まっているようなので無理はせず、終了。

5日目は、金、土と石垣島へ電化製品や食料品を買いに出かけていたため中二日があいて、日曜日です。

ところで、この「石垣島へいく」というのは離島の住人にとって、それだけで一日仕事になるようです。生活周りのこと、例えば役所や病院なども全てこの石垣島にありますので、石垣島に行く=溜まっている用事を済ます、という感覚です。
住民が楽しめるような施設、たとえば映画館などは昔はあったそうですが無くなってしまい、娯楽といえば、居酒屋やスナックなどになるなのでしょうか。昼間からビール!という場所もあるので やはり、観光地という雰囲気です。
距離としては25分〜30分ほどで着くので他の離島に比べれば、まだ近いほうです。始めの頃は、きれい〜!海〜!などと興奮していた行き帰りも、一眠りするのにちょうどいい時間だわ〜となってきています。
離島ターミナルからはスーパーなどがある場所へ向かうにも、バスかタクシーで向かいます。歩いて行ける場所もありますが、炎天下の歩行はそれだけで一苦労。夕方の便で島に帰れば、人疲れなのか、もう ぐったりしてしまいます。
ちなみに石垣島から黒島行きの高速船は1日に7便(夏のみ。冬は5便)。1時間半〜2時間に一本の間隔で、最終便は17:30です。石垣島のレストランはだいたい夕飯がメインになることが多いようで、夕飯を食べて帰るということもできないということに気づきました。がっくし。

しかし、だれもいない海岸で、波の音を聞きながら、星空を見上げながらワインのほうが贅沢といえば贅沢ですから。人の少ない黒島では隠れスポットがたくさんありますので。あとは料理の腕を磨くしかないかなぁ。ブツブツブツ。。。

 

さて、ようやく5日目です。
この日は壁や欄間、柱などをひととおり水拭きすることにしました。水拭きといってもこれもまたあなどれません。
鴨居の上には、ごっそりと 埃+α(αはもうすでにおわかりかもしれませんが虫の死骸と、ヤモリの糞、その他もろもろはご想像におまかせ。)が積もっていますので、工事現場用のマスクをして床に落としつつ長年の蓄積を磨いていきます。
家の中心にある年代物の欄間は、ついつい目がいってしまうような美しさがあります。これも、もちろん埃+α。格子の部分に雑巾を入れて磨きます。雑巾二刀流です。
柱はクレヨンの落書きとシールよごれ。この処理はあとからすることにします。(=見なかったことに。)とりあえず水拭きだけをしっかり。
ヤモリの糞は壁にシミを残すので、一見すると油よごれのように見えます。こちらもしっかり磨いていきます。
上の写真は、手前がこれから磨くところ、奥が磨き終えたところです。

円状に磨いてみた場所がこんなにはっきり分かります。鴨居の上には、ヤモリの黒い糞が。

ヤモリ・・・。
この島に来てから、あれ? 私ったら、ヤモリと暮らしているのかしら?
あれ? ヤモリもペットだったかしら?
あれ? 私ヤモリだったかしら?
と思うほどの、ものすごい存在感です。
電気屋さんにクーラーを見に行けば、「ヤモリ対策済み」という表示がありました。
かわいい顔でパタパタ動く姿は愛らしいのですが、およそほとんどの驚かされる原因がこのヤモリ達。まあヤモリ側からしても、いままで自由奔放に生きてきたのに、掃除はされるは、猫には追い回されるはで急に寝床を奪われたのですから、ほんと人間(私)ときたら勝手なものです。

家の中のヤモリをずーっと追いかけて追いかけて、しかし天井を這うヤモリを仕留められずにいた猫は、この日、なんとタイミング良く浴槽に入ってきたヤモリとご対面。決定的瞬間です。すると、しっぽと胴体が瞬時に分かれ、、、。その後、ホラー映画のようなことになりました。
もちろん、私絶叫。3回、絶叫。島での生活の洗礼を受けました。

そしてこの日の後半戦は、助っ人が登場。
現地人の彼は蚊なんてもろともせず、脚立に登らないと磨けない外側の窓を担当してくれました。敵陣に乗り込んでいくというのにぜんぜん怖がってない!すごいな!

さらには、Vestitaさん曰く「あれもこれも観葉植物ですよ!」という庭の木々を、剪定?してくれました。剪定というのでしょうか?なぎ倒していました。鬱蒼としたお庭もこれで少しはすっきりしたでしょうか。

最後に窓拭きで偶然見つけた蜂の古巣も、掃除機であっという間に吸い込んでくれました。私がやるとしたら見つけてからおそらく3日は放置の可能性大。この巣が生きていたらどうしようという恐怖、どんな風に崩れ落ちるのかという不安、そして覚悟がきまるまで、絶叫準備が整うまではおそらく数日間は目の上のたんこぶになっていたことでしょう。
さすが現地人!!ありがとうございます!!

ということで、今日のびっくりしたなーも〜。の数は3回。

絶叫回数は、今朝のヤモリの一件で連続3絶叫獲得です。

つくづく、やばいところに来てしまったなぁと、本気で感じてきた今日この頃です。

 

しかしこの日は助っ人が来てくれたこともあり長期戦でがんばりました。十分に汗を噴出させて民家を出ると、写真のようなこの爽やかな空の色。
午後6時。
この色で、すっかり疲れも吹き飛びます。