ゴールデンウィークが明けた週末、帰りたい気持ちが先立っての神戸帰省。
あそこにも、ここにも行きたい。
あれも、これも見に行きたい。
あの人にも、この人にも会いたい。
そんな気持ちを押し殺した滞在時間1日半は、三つの目的に絞っていきました。

まず一つ目は「改装のための資材調達」。
二つ目は「髪を切る」。
もう、暑いのです。毎日10分位かかるドライヤーの時間が、なかなかの生き地獄のようです。
そして三つ目は、「灘温泉にゆっくり入る。」
浴槽が取りつけられないまま一年半が経ちました。現在は牧場で使っていた塩ビ製のタンクの頭を切り落としたようなバケツに、体育座りしてやっとお尻と足をお湯に浸かるという、なんともエキサイティングな入浴方法なのです。シャワーヘッドだけはドイツの水栓GLOHEのなかなか心地のよいものに変えたのですが。。。
というわけで、ゆっくり大きなお風呂に入りたい!

これらの三つの目的は死守。そしてできれば、滞在先の先輩夫婦とゆっくり、苦楽園口にあるエスキーナでおいしい食事を。という心の目標を立てていきました。

結論から言いますと、すべてパーフェクト!!さらにミラクルな事件も起こり、とにかく「あーたのしかった!」と帰ってきて何度口にしたことか。。。

 

その興奮は、初日のホームセンターから始まっていました。
朝、島の港から出発する8時半の船に乗船し、午後1時前には関西空港に到着。その足で、西宮にある「ロイヤルホームセンター」へ。ダイワハウス系列のホームセンターとのことで、1300以上の色目を選べるペンキがあると聞き楽しみに向かいました。およそ1週間前、突然、現在掃除中の倉庫の壁の色の案が、「天から降りてきた」ため、どうしてもその色に近い色を見つけ出したかったのです。

そして、お風呂場の資材も一気に揃えられたらと思っていました。
先日のブログにも書いた通り、具体的な施工方法を知らないままで資材を揃えるのは苦難の技。日々パソコンとにらめっこしても必要な情報を探し当てることで精一杯で資材調達がなかなか進みません。どなたか方法を教えていただけませんか、すこしでもご意見をお聞かせください、藁をもすがる気持ちです。内地のホームセンターの方なら、なにかアドバイスをいただけるのではと期待しつつ。。。

ロイヤルホームセンターのスタッフの方に、これは?これは?と尋ねていると、さらに別の詳しい担当の方をご紹介くださり、スタッフお二人を前にいよいよ本題。

わたし「じ、実は、、、 わたくし、沖縄の離島に暮らしておりまして。。。」
正直に告白し始めました。すると、それまで対応してくださっていたスタッフAさん、タイルセメント類担当のBさんそろって、目をまん丸くして、まぁ〜〜〜〜!という驚きのご様子。

「島には専門業者や施工のプロがおらず、石垣島からも今は建設ラッッシュで呼ぶことはできない。だから自分たちでやる必要があるのですが、頑張って少しでも気持ち良く暮らしたくて。。。」どうかお力を貸してください、というわたしの願いが届いたのでしょうか。

Bさんは、素人にこんな話をしても理解できないのではないか?と初めは半信半疑ながらも、説明を始めてくださり、その後一時間ほどつきっきりでご対応下さいました。

Bさん「そのお風呂場は、現状は、土間ですか?タイルですか?」

わたし「土間は土間ですが、タイルの上にコンクリをひいてしまっています、、、。」

Bさん「家の造りは、木造ですか?鉄筋ですか?」

わたし「えっと、ブロック塀を積み立てて作った、半木造、半ブロックの家です。。。」

おそらく予想外の答えばかりが飛び足したのでしょう。ひとつひとつに「へ〜〜〜!」「ほ〜〜〜〜!」「それは大変ですねぇ」と驚かれているBさん。
しかし、わたしとしては「通常は」という施工方法が当てはまらないだけに、四苦八苦している状況を理解してくれ、なんだか嬉しさもひときわ。。

Bさんは、とりあえずはまず「通常だと」から丁寧に教えてくださいました。わたしも一生懸命メモを取りながら、でてくるでてくる疑問の数々。

この仕事にはこの道具を使いますと道具もひとつひとつを教えてくれましたが、業者さんでもないのに揃えるのは大変ですよね。。とお気遣い。

その横で、「いえいえ、これも、これも、いただきます。」と次々にかごに詰め込んでいくわたし。
ネットで見ているだけではわからない実物の重みや、種類をみれてとても嬉しいのです。ネットショップではまかないきれない「お店」という場所にこられる喜びをしみじみと感じていました。

 

Bさんに大きなエールをいただいて、お土産になるたくさんの知識をいただいたわたしは、その後、必要なものをあれやこれや確認し、また新しい素材をみて、あら、これはどこかに使えるかしらと想像を巡らす。
さらに園芸コーナーでは、内地でしか見られないお花や木をみて、持って帰れないかなぁ〜と思案。南の島では育つだろうか?どうだろう?ときゃっきゃしながら選び、途中、先輩と合流して4時間ほど滞在しました。

商品の有無を訪ねたバイトのスタッフCさんは、物が見つかるまで探してわざわざ持ってきてくださったり、ペンキ調合中に近くのおすすめの居酒屋をおしえてくれという私に嫌な顔せずノリに付き合ってくださるスタッフDさん。園芸コーナーのあたたかなスタッフさんたち。ロイヤルホームセンターは、対応までなんとロイヤルなのでしょう!
お店を後にするのがなんだか名残惜しくなってしまうほどに楽しませていただいた、旅の幕開けでした。

その夜の居酒屋さん、山の上にある先輩夫婦宅での滞在、灘温泉、エスキーナ。エスキーナでは会いたいながらも今回は我慢していた友人にばったり遭遇するというおまけ付き!最後の夜には髪をばっさりと切って、気持ちもすっきりです。

 

凝縮・充実の旅から帰宅し、ああ楽しかったなぁ!とひとつひとつまた思い返す。
猫たちの散歩中にもまた思い出に耽るわたしでした。