黒島に来てから経験したり驚いていること、たくさんありますが、その中の一つには住んでいる人がこの島を好きだと思っていること。思って住み続けている人が多いということ。不便だからこそ言葉では表せられない良さが残っているのだろうなぁと随所で感じます。

先日、『黒島で癌になったら』という沖縄大学の教授による講演がありましたが、この場所で暮らしながら治療ができる、とか、最後を迎えることができますよ、という内容だったのが印象的でした。

住民による清掃活動も盛んです。この日は大雨の中の開催。数名しかいなくて終えるのに何時間もかかったらどうしよう、、、なんていう心配は着いてすぐに吹っ飛びました。何十名もの住民が雨の中黙々と。この日はゴミが多すぎて袋が足りずに1〜2時間で終了。しかし漂流ゴミは毎年何トンという数が流れ着いている、終わりのない課題です。

海の漂流ゴミは、潮の流れによって大陸から流れ着くものがほとんどですが、毎回拾いながら『便利の裏側』を見る気持ちです。実際には故意に海にゴミを捨てるなんてことはなくても、生活の上でプラスチックの恩恵は存分に享受しています。いますぐこの世からプラスチックをなくせ!なんてことは簡単に言えませんが、拾っていると人間が作ったものがどれだけ自然を傷つけているかを実感します。そして違う形で、生きているだけで、自然にとっては有害なものを排出していることを反省します。いろいろなものを海に、空気中に流しているのですから。。。
拾いながら、傷をつけてごめんなさい、とダイレクトに思わせられる。これもこの島にきてからのことです。

発泡スチロールやプラスチックの細かな粒は、餌と間違えて魚達が食べて胃の中に溜まるのだそうです。

 

また夕食後の時間には、集落や島全体での集まりも盛んです。役場主催のワークショップが開かれ先日参加してみたのですが、お年寄りも含めて心地よく島で暮らしていけるためにできることは何か、などを住民が中心となって話し合いました。

密かに思っていることがそれぞれにあって、それを各自発表してみると、あ、この人もこんな風に考えていたんだ!とか、自分が考え付かない島の課題なども見えてきて、安心したり、嬉しくなったり。それを、住民が主体となってやるべきなのか、行政が中心となるべきことなのか、そのどちらもが協力してできることなのかを検討してみたり、イメージしてみることで具体性が増したりと、有意義な時間となりました。

実際には、これも、あれも、行政が遅いなぁ、とか住民任せにしすぎだなぁ、など都会では考えられなかったことも生活しているとあったりするのですが、課題が明確化すれば自分たちでもアクションを起こせそうなことだったり、役場の方々も一緒になって考えてもらえるところがまた嬉しいことだなぁと感じました。

それにしても、行事も多く、一人ひとりの小さな力が重要な島の生活。確かに面倒なことはたくさんあるかもしませんが、その一人ひとりが頼りだからこそ島に住み続けていられたり、だからこそ周りの方達との交流が増えて、都会では味わえない暮らしかたができるような気がしています。
災害が起こっても、なんだかチームワーク良く生きていけそう、、なんて。

無理ない程度に、頑張れ〜3年目のわたし。。。