畳の入れ替えが完了しました!

ひと月前のことになりますが、この感動をお伝えしたい!
ということでご報告です。
シロアリ調査からスタートし、畳表の素材と畳縁の熟考を経て、そしてようやく畳の入れ替えとなってからは約3ヶ月!かかりました。
途中いろいろと不備もあったため業者さんにはサイズ計測の他に再度来て頂いたり、やり直しもお願いしましたが、そうそう何度もやり直しと返すわけにはいきません。最後はこちらも折れて。。。
と、石垣界隈の施工事情、、、を、身に染みた数ヶ月となりました。細かな苦労はありましたが、しかし、おおかたは満足のできるものになったなと思います。

畳表は沖縄県産のビーグという素材を使った畳。

畳縁は、運命的な出会いをした「丸清織物」さんのものを使ってもらいました。

本当に、気持ちがいいです。寝転んで、きもちいー!と幸せを噛み締めています。

 

畳の製作は石垣島のいくつかある畳屋さんのひとつにお願いしました。
畳表の材料は、国産は国産でも、この地の気候にあった沖縄県産ビーグというイグサを使ったものだそうで、一本一本が太くて弾力があり、外国産のものと比べて持ちも長いと伺いました。
安価ですぐに変えのきくという材料ではなく、値段は少しはりますし 手もかかりますが、気候によって呼吸するような素材にしたいと思いました。風を通し、カビが生えてこないよう時々アルコールで拭くといいと聞き、実践してみることに。
島の住人の方に聞いてみると、安価なものだとカビの生え方も早いようですが、今回寝室に敷いた畳に関しては雨量のあった1〜2月でも 一度もカビとお目にかかることはなかったので、出だしは順調のような気がします。

畳縁 選びは難航しました。
畳屋さんが見せてくれるサンプルや、いくつかの会社を調べ比較してみましたが、色や柄、織のパターンも様々。そしてそれがお部屋全体にとなるとサンプルを見ているだけではなかなか想像できないのです。天然素材である麻や綿の縁にも惹かれましたが織の印象がナチュラルすぎたことや、すり減りが早い、汚れが落ちにくいことなどのアドバイスを受け、化繊素材で絞っていくことに。

悩みに悩んだ末に決めたのが、画像のものです。
写真ではすこしグレーの濃い印象があるのですが、実際に見てみると、この縁、なんだかとても不思議。畳がまだ緑のうちはグレイッシュに見えるのですが、畳が焼けてきた色(黄色系)に合わせてみるとやや茶色がかっても見える不思議な色目なのです。他のサンプルと比較するとどうしても茶系に見えるので初めのうちは却下していたものの、その微妙な色合いに惹かれていきました。他のグレー系もすこしの微妙な違いがあったので選ぶのは難しかったのですが、最後は自信を持ってこれに。織もとても上品な印象です。

これは、「丸清織物」という岡山県倉敷市児島で3代続く織物工場の製品。神戸に帰ったときに偶然出会ったのですが、調べてみたら高城染工さんのすぐそばにあるという会社だったのです。縁を感じるな〜。さすが繊維の街、児島!

社長さんとの出会いにより後日、早速島からお問い合わせをしてみると、すぐにサンプルを送ってくださいました。
無地以外にもとても素敵なパターンがあり悩みましたが、やはり初めの印象で、無地を選定。

そして、最終的に部屋全体が新しい畳に交換されると、以前よりも部屋が何段階も明るく見えるようになりました。
足裏の触り心地も最高。縁は化繊ではあるので触り心地というより見た目ではありますが、とてもいいなぁと満足しています。

畳がえの記事を書いたのはいつのことでしょうか?もうすでに忘れかけていますが、重い腰を上げ、しろあり調査や縁選定など着工までに数カ月、そして12月にようやく入れ替えが始まりましたが、ふた部屋12畳が全て完了するのにまさか3ヶ月かかるとは考えてもおらず、面白いほどに「これが沖縄らしさかしらね〜〜」と、職人さんとの付き合い方についても学ばされることとなりました。

「まずは無料見積もり、数あるチョイスがあらかじめ用意されてあり、納期を守ってお客様第一主義!」のサービスのなかで生きてきた私にとってはいささかつらい数ヶ月ではありましたが、工場の都合にも寄り添えるこの文化は裏を返せば働く人の暮らしを尊重することにもつながるのかもしれないと思います。そんなことを、一生懸命 我れに言い聞かせている数ヶ月でした。

物事には常に良い面と悪い面があり、隣り合わせのように便利さと不便さがあります。どちらが正解ということはないし、これがここならではの良さ、かもなぁ。と、沖縄文化について思い巡らせた、我が家の畳の入れ替え事業でした。