3ヶ月。かかりましたねぇ。もう少し早く終わるかな?と予測していましたが、とにかく、蒸し暑くなる梅雨入りまでに終えられてよかった。

それにしても外壁塗りは、成果がわかりやすいのでやる気も出ました。今日やった部分がどこで、どんな風に変化したか。一目瞭然なのでやりがいがあります。
塗りが進んで行くにつれ、島のおばあや配達の方々が声をかけてくださるようにもなりました。最近では噂を聞きつけて立ち寄ってくれる常連の観光客のかたまで。。

しかし、そんな周りの声より嬉しいのは、このやりきった充実感が自分にあることです。

とにかくコツコツコツ。
この3ヶ月間、心折れずにできた自分の中の勝因は?
備忘録として書いておきたいと思います。

 

自分に勝つ勝因。まず、一つは区切りがあったこと。とにかく外が、太陽が暑くなる前に、湿度が熱くなる前にやり終えたいと思っていました。

そのためには少しでも前に進むこと。15分でも時間があれば、とにかくペンキの作業着に着替えるようにしました。着替えて作業を始めると、結局のところ少なくても30分以上、ノリに乗っちゃって1時間2時間、など、時間が許す限りは作業時間はふえていくのですが、そこがミソで、まとまった時間ができないとやらないというようではなかなか進まないと思いました。

それにペンキは塗ったあとに乾かす工程があるので、ノリに乗ると一気にやりたい気持ちがでてきてもある程度は作業を区切る必要もでてきます。そのため、できる限り「やるモード」に切り替える回数を多くする必要がありました。作業着にさえ着替えてしまえば、あとは、汚れてもなんでも大丈夫なので。着替えて「どうかな〜乾いてるかな〜」なんて見回るうちに、あ、ここも塗っちゃおう、という気持ちになったりしたこともよかったと思います。

 

 

二つ目は、根気。
とにかく壁は続きました。そして1月は雨で作業が一週間中断も一度や二度ではありませんでした。しかし2月の中旬からはやる気さえあればお天気が味方してくれていた時期でしたので、目安としては1日の中に、まず牧場から帰った午前中の1時間、昼御飯を食べてからの1時間、そして夕方の1時間。お日様の当たる角度を考えながら工程を決めて作業を進めるようにしました。

隣の家のてっちゃんおじいは仕事帰りに家の前を通るたびに、「お、がんばってるな」と声をかけてくれていたのですが、そのうちに、「よくもまぁ毎日飽きずに・・・。」と、お褒めのお言葉(私にとってはお褒めの言葉です)をいただきました。

私「・・・もう飽きましたよっ!」しかしやらなあかんのです。私はやらなあかんのです。と心のなかでつぶやきます。

その次の日も次の日も、顔をあわせるたびに毎日同じヤッケを着て何かしらの作業をしているもんだから、二人とも顔を見合わせて笑ってしまいました。「はい、今日も、やってま〜す。」

声をかけてもらえるのはなんだか嬉しかった。そんな励ましもあり、とにかく毎日コツコツと続けることができました。

 

 

そうはいっても、壁はなかなか終わらない。時にはペンキが入らなくて力一杯押して塗り込む必要だってあります。そのうちに、両腕に力が入らなくなってきたり、ごはんを持つ手がプルプル震えたり。そんなときは無理しない。それも良かったと思います。

三つ目は、頑張りすぎないこと。

身体がなぜか疲れを感じる時は、高い脚立からフラっと落ちそうになることも。足がもたついて道具に絡まったりなどして危険です。多くても作業は1日3時間ほどでしたが、もっとやりたいな〜と思った時でもなるべく適度に切り上げる、もしくは、もし身体に疲れを感じていたりやる気が出ない時は潔くやらない。ということも良かったと思います。
おかげで全期間の負傷は、腕の内側に脚立から降りる時にズリむいた傷がひとつ、足のすねで脚立を運んで青タンが少々、程度の傷 のみで済みました。

1日中雨の日は、やりたい気持ちは抑えて、潔く諦めることも大事でした。

 

以上が気持ち的な面での、自分に勝てた勝因と言えるのではと思います。

そして、作業の工程で身についた心構えもたくさんあります。

 

1つ目は、まずは、さっさと足を突っ込むこと。

汚れが十分に落ちていなかったりしても、さっさと作業を進めてしまうのはよかったかもしれません。綺麗にしてから塗ろうと思うと、先が長すぎてやる気がおきませんでした。大きな虫の汚れの跡や、こびりついた苔をブラシでさっと落とす程度で養生をし、シーラーを塗ってしまいました。

また、以前に塗った跡のある南側の面は、あまり綺麗に塗られていない(養生がされないで塗られていた模様)ために辻褄合わせの場所も多かったので、あまり神経質になると始まりません。さっさと養生をして、塗って、はがしてみると、その汚れた部分が目立つので、窓にコビリついたペンキもカッターなどでガリガリ取る気にも(ようやく)なりました。気持ちって大事。。。

 

 

2つ目は、塗ること以上にとにかく養生を丁寧にすること。

これは基本かもしれませんが、こちらではさらにお天気事情ということもあります。
天気次第では塗っている途中で大雨、強風が吹くなどして養生がめくり上がってしまいました。1月に塗り始めた北側の窓は雨の間にボロボロになって、またやり直すこともありました。
なるべくなら初めから「きちんと」貼ること。ただ、丁寧にやりすぎて時間がかかることもあり、ある程度慣れてきたらどこにどのように貼ればいいのか見当がついてきてやりやすくなりました。

 

 

3つ目は、自分だけで完結する方法を考えること。

丁寧にやりたい、とか、この家のためになるべく良い方法を、と考えるとやはり作業工程が増えます。本来なら高圧洗浄で汚れを落としてから塗りに入るべきではないかとか、窓枠を塗る際には窓を取り外してから。とかしたいものですが、そうすると自分一人の手では負えません。Tさんに作業をおねがいしたり、必要物資を調達してもらう必要があります。しかしTさんは牧場仕事などでお天気の日にこそ忙しいわけで、どうしても手があくのを待っていると、ただ時間が過ぎてしまうだけでなく、自分の気持ちにも苛立ちがでてきます。

初めのころ、北側の軒下部分をお願いした時にはとても助かったのですが、後にそのことに気づいた私は、網戸の取り外し(所要時間約5分程度)だけをお願いするようにして、その他のことは期待せず、とにかく自分の仕事としてやれたのがよかった。おかげで私自身は清々しい気持ちでやりきった感がありますし、Tさんも負担がないので、むしろ帰ってくるたびに変化している外壁をみて楽しんでいたようです。

 

 

失敗もありました。

外壁塗りのそもそもの目的は、「外壁」といっても内側とひと続きのブロック壁に雨をしみこませないため。そのためには塗り残しなく、ハケで「置くように」塗るというのがポイントでした。
結局のところ、雨のしみ込む恐れの高かった北側の壁を重点的に厚塗りをし、(あまりにも時間がかかって大変だったため)それ以外はとにかく塗り残しないようにする程度ではありましたが、見た目以上に凹凸がある壁も多かったためペンキは惜しみなく使うようにしていました。

予想では一斗缶ではおそらく足りないだろうと思いながらも、奇跡的に、一斗缶でほぼ終わらせることができました。
しかし、最後に塗ることにした南側の玄関と窓の前のたたきの部分。厚塗りの必要のない場所でしたが、それまでと同じようにたっぷりしみこませていました。しかし特に凹凸もひどく塗りにくく、最後の最後にペンキをもう少し薄めたらよかったんだ。と気付きました。
残りのペンキで間に合うか?!どうか!?という瀬戸際だったのですが、先に気づけばもう少し余裕を持って楽に塗れたはずです。

 

 

それにしても、外壁が綺麗になると、新築の気分?でテンションもあがります。
最近では「庭もいいわね〜」と、いままで目がいかなかった部分にまで見てくださる方もいらっしゃったりして、、。庭は本当にこつこつなので時間はかかっていますが、嬉しいです。

この自分に勝った経験!を生かして、次は、まだ終わっていない(一年以上放置している)お風呂場とか、キッチンの壁を頑張りたいと思います。
次の期限は5月末。6月に予定している買付けまでに、どちらかは終えたいものです。(どちらか、というところが離島らしいトコロ。)