食洗機を設置するための「箱」の材料を調達するにあたり、石垣島の材木屋さんにはあらかじめ事前調査に行き、販売されているサイズの集成材を組み合わせて図面を書きました。以前材木屋さんに行った時、期待するような豊富な種類がないことを知っていたからです。
はじめは簡単なイメージだったのですが、食洗機の元々のサイズと、ワークトップの希望している高さという制限のなかに収めるため、一ミリ単位で考える必要がありました。食洗機が動かないための箱をつくるのですが、分厚い板だけでは単純にサイズオーバーだし、あまり薄くてかるい素材で済ますわけにもいかずで、それらを混ぜ合わせ、見た目も考えるとさらに、、、と、案外ここでも四苦八苦しました。
材木屋さんにあるサイズのものを使って、どうやってそこをクリアするか?
何度も図面とにらめっこ。

そしてさぁ、注文!という段階で材木屋さんに問い合わせてみると、「現在その厚みのものは在庫がありません、完売しました。」と言われる始末。

・・・。わかりました。
気を取り直して再度図面とにらめっこ。

しかしさらに追い討ちをかけます。

お店の方「昨日、材木をカットするための機械がこわれてしまって、10日ほどはカットできないんですよ〜」とのこと。

うそでしょ。。。

材木カットサービスを当たり前のように念頭にいれて日にちを逆算していたんですよ。。。そりゃ、さっさとやらない私が悪いですよ。でも、でも、ここに来て、そんな漫画か、ドラマみたいな展開ってあります!?

と、どこにぶつけていいかわからない不安と不満に押しつぶされてしまいます。設置のためのお二人が、沖縄本島から飛行機に乗ってやってきてくれる日は刻一刻と迫っているのです。

 

私「わかりました。じゃあ、しょうがない、とにかく、材料だけでも、それとそれを、⚪︎メーターください。すぐに振込しますので、必ず土曜日に船に乗せてください。」

すると、

お店の方「土曜日はもしかすると船が出ないかもしれません。」

 

・・・もう、何かが私のキッチン造作を止めているようにしか考えられない。

離島の壁が〜〜〜!と、ここでも、私に押し寄せてきているように感じました。
そう、離島では「すぐに」「種類たくさん」「お客さま第一」という期待は持てないのですが、さらに付け加えるとしたら、お天気やその日出航する貨物船の収容量、船会社や会社側の急な予定変更など、予測できない「まさか」という事態が結構ひんぱんに起こり得るのです。

わかりました。希望していたサイズがないなら継ぎ足しますし、カットは、それに適した工具もないし、自信もないし、綺麗に作りたかったのにそれこそ夏休みの自由研究的な出来になりそうだけど、仕方がないけどなんとか自分の手で、やりますよ。とにかく一番早い船に乗せてください。
前日の夜中までかかっても作りますよ。ええい、もう、どうにでもなれ!

 

そう、何を隠そう、私も夏休みの宿題は最終日まで引っ張っていた子供の一人だったのです。
無事に板が期限内に届き、おかげさまでカットに関しては裏で家を建てていた大工さんにお願いすることができたのは、不幸中の幸い、ということでしょうか。
大人になっても変わらない、こんな自分を悔やみながら、設置前日の夜中に完成させた「食洗機の箱」でした。

 

さて、話は戻りますが、床下に潜ったT氏は本当に大変そうでした。実は、床下には相当いろいろな種類のゴミがあったからです。

なぜ床下にこんなものが?と思うのですが、その後撤去することとなるキッチン台の裏側をみたら納得。どこからか引っ張ってこられたネズミたちの遺産を始め、畳の隙間から落ちた忘れらたものたち、工事の道具やその時放置された廃棄物など。もちろん、虫たちの死骸や埃がその隙間を埋めています。こちらも夜中まで拾い出す作業を(歯を食いしばって)やってくれました。

 

お互い涙ながらに、、作業はつづく、どこまでも。

そうして、T氏と二人三脚で?食洗機と洗濯機の設置のための準備は前日の夜中に無事終えることができました。

 

待ちに待った日が来ました。いよいよ、沖縄本島の代理店より、設置ご担当のお二人がやってきてくれる日です。洗濯機と食洗機も一緒にこの日の到着です。
お二人とも沖縄本島より日帰りのため、飛行機や船などのタイムスケジュールに合わせて配送の手配や車両の確保など、綿密な段取りは事前に全て営業の方がやってくれたので、え?そんなことまでやっていただけるのですか!?ここは離島ですよ?私たち、住民自らが全てやることになっているのですよ?などと思っていると、「これはこちらがやるのが当たり前ですから、大丈夫ですよ。」とのこと。いろいろ離島事情で戸惑うこともあったはずなのに、なんて爽やかな対応。。。

ああ、なんて感謝なんだろう。今までは「当たり前」だったサービスが、今では、眩しくて、神々しい、、、

 

 

・・・しかし、離島事情。まだまだ舐めてはならないことに、そろそろ読者のみなさんもお気づきでしょう。

果たして、無事設置となるか!?