いぶきみのりさんは東京を拠点に各地方の個展などで作品を発表されている服飾作家です。
一見すると平面的でゆるやかなシルエットのお洋服は、袖を通してみると一転、身体に沿うラインが美しく見えたり、パンツなら動きやすく足をきれいに見せてくれたりと、一度身につけると不思議な魅力に引き込まれていくような作品を製作されています。

男性にも人気の「野良パンツ」は、野良着のような動きやすい形を ということからうまれたパンツではありますが、細かいパーツを丁寧につなぎ合わせ、スタイリッシュで都会的な印象さえします。
素材への興味・知識も深く、気に入った素材を「微妙な」「繊細な」色に染めあげたり、素材・色・形の絶妙な組み合わせは常識にとらわれないものばかりです。
また生地裏の施し方や細部にわたる丁寧なものづくりは、着てみれば肌を通して感じとることができ、一度身につけると納得。と年齢性別を問わずこのお洋服の虜になられる方が多いことを実感しています。

昨年のGW、当店ではオーダー会という形でご紹介させていただきましたが、今回はいぶきさんが提案する作品に加え、当店がラトビアで買い付けてきたリネンを使った作品も並べていただく予定です。
(前回オーダー会の場合は約3ヶ月の納期でしたが、今回は基本的に展示即売のかたちとなります。オーダーをご希望の場合は約1年程お待ちいただく可能性がございますのであらかじめご了承くださいませ。)

 

-リネンのお話-
ラトビアやリトアニアではリネン生産の歴史は古く、リネンの原料になるフラックス栽培は近年ではベラルーシなど近郊地での栽培が多くを占めていますが、繊維と生地の加工、製品デザインなど、製品になるまでの様々な工程で伝統と歴史があります。
ラトビアやリトアニアのリネンが上質なリネンだといわれる理由はこの土地の気候や土壌など様々な理由が考えられますが、アジアや他の土地で栽培されたものと比べて繊維は細く長く、色が濃いのも特長です。製品にしてからも丈夫で、水で洗うとさらに糸の強度が増し、10年後が一番美しい状態になるとも聞かせていただいております。

ふだん当店でご覧頂いているタオルやラグ、バッグなどの手触り、使い心地などのリネンのよさ、うつくしさを、今回はいぶきさんとのコラボレーションによりお洋服で感じていただけることも、とても楽しみです。

 

数年前から暖めてきたこの企画。二人で何度も話し合いようやくみなさまにお披露目することができとても嬉しく思っています。
初日には作り手のいぶきさんも東京からご来店くださいます。素材のこと、コーディネートの仕方(いぶきさんがあわせてくれると目からうろこの場合が多いのです。)、作り手ならではのいろいろなお話をお話してくださるかもしれません。
貴重な機会にぜひ、お手にとって、袖を通してご覧いただければと思います。

みなさまのご来店、こころよりお待ちしております。

 

 

いぶきみのり 個展 3/4 – 3/12
期間中 3/6 (月)のみお休み
前日3/3(金)は設営のため営業はお休みさせていただきます。

作家在廊日 3/4(土)

 

 

 

※今回の作品展は「展示販売」となります。(オーダー会ではございません。)作品はほぼ一点ずつとなる予定です。販売済となりました作品へのオーダーが可能な場合、約1年待ちとなる場合もございます。また、ご購入いただきました作品のお渡しは、期間終了後とさせていただきたく存じます。あらかじめご理解・ご了承のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。