今回は、今までの買付の中でも初めて、1カ国だけの滞在です。果たして、思っていたものが思っていた通りに揃うのかどうか。など出発前はいつも不安ですが、予測通りにいかないのはいつものこと。しかし予想外のものに出会えることも買付の醍醐味です。

私のために用意してくれるベッドルームには、いつものように、日本から注文していた品が丁寧に重ねられていました。
まずは、一枚一枚仕上がりをチェック。サイズ感はどうだろう。どんな巻き具合で、どんなイメージになるだろうと鏡を見ながら仕上がりをみます。今年はシックで大人の雰囲気漂う、いい色味が揃いました。

チェストの上に重ねられた宝物を見ながら眠りにつく夜。
これまで何十枚何百枚と仕入れてきたショールも、本当に毎回、一枚ずつ違います。去年は作れた色は今年は糸がなかったりすると、ああ、やっぱりあのショールは本当によかったなぁと愛おしく感じたり、一点一点手織りで織られるものですので、雰囲気すら違うこともあります。しかしそれが本当に、優越つけられないけれど美しい。機械で自動的に織られるものではないので、毎年、その新しい色や糸のちがったショールを職人さんたちもきっと楽しんでいるでしょう。ああ、やっぱり来てみないとわからないことばかりだなぁ。

そんなことを思いながら眠りにつけるのも、買付の醍醐味です。