本日より買付後のお店、オープンいたします。
買付ブログは途中ではありますが、本日からお店がスタートします。
買付けから戻った後は、事後処理やオープン準備をしてきました。オープンにむけて先ほどディスプレイを終えたところです。みなさまにお目にかかれるのをこのひと月楽しみにしてました。まずはラトビア、リトアニアのものからのお披露目となりますが、素晴らしい商品をご覧いただけるのを楽しみにしております。みなさまのご来店を心からお待ち申し上げます。
買付ブログは途中ではありますが、本日からお店がスタートします。
買付けから戻った後は、事後処理やオープン準備をしてきました。オープンにむけて先ほどディスプレイを終えたところです。みなさまにお目にかかれるのをこのひと月楽しみにしてました。まずはラトビア、リトアニアのものからのお披露目となりますが、素晴らしい商品をご覧いただけるのを楽しみにしております。みなさまのご来店を心からお待ち申し上げます。
リトアニア最終日。この日は昼からの新製品の打合せ。デザイナーのGrazinaと織職人さんとの共同作業です。過去のデザインを現代に甦らせつつ新しいイメージのパターンを三人で話し合いました。
手書きのスケッチ。見ているだけでワクワクしてきます。
これらの生地はプレイスマットやオリジナルバッグとして秋以降に完成予定です。この旅では現地の方々の家庭にお世話になることでリトアニアやラトビアの普段の生活の中でリネン製品がどのように取り入れられているのかを体験することができました。上質なリネンは万能で、どれもさりげなく生活の中に溶け込み、些細な一枚でも空間を変える力があるのだなぁと実感しました。
そしてパッキングを全て終えたあと、友人のお店に立ち寄り、今回のリトアニア旅の目的は全て終了!今夜はユーラテの二人がGrazinaとVirginijaがリトアニアの伝統料理のレストランへ連れて行ってくれ、リトアニアでの仕事が終わりました。
青い空が美しくて、たくさんの人に助けられ、楽しくて充実した時間。
仕事が終わって青空の下ビールで乾杯!大きいですね、一杯で大満足のクオリティ。20時ころでもこの明るさです。
Grazinaの大好きな笑顔。
Grazinaは初めて私と出会った時の印象を話してくれて、なんだかすこし恥ずかしいような、でも大きな愛に包まれてこうしてお仕事をさせていただいている今を嬉しくなりました。お食事をしているときは仕事以外にも話は移っていきます。こうなると国の違いも関係なし。女三人集まれば、言いたいことを言いたい放題です。(笑)
またここでもソビエト時代のお話を聞くことができました。幼少期から社会人になるまでの間、お二人が体験してきたこと、そして当時考えていたこと。想像を絶するようなことが<普通に>行われていた時代。そして今も続く民族間の課題。。自分の立場からは何もわからないことばかりで思い描くことすらできないようなこともありましたが、こんなお話を聞ける機会は貴重でなりません。彼女たちの笑顔の奥に、芯の強さを垣間見ました。
今回はVirginija 宅で約1週間お世話になりましたが、感謝を言葉や身体で表すのは本当に難しいことだと思います。ラトビアでもそうでしたが直接お返しするのは難しくても、自分のなかに深く刻み込まれていくのを感じています。
忘れられないのは夜中まで暖炉の前で語り合ったこと。お互いの仕事のこと、生き方。これまでのこと、これからのこと。暖炉とキャンドルを前にして自然とそんな話をしていました。そしてたくさんある日本の中の、小さな小さなお店、Kameli apartmentのことをどうしてそんなに大切に思ってくれているのか。私自身、とても不思議な疑問でした。国も年齢も違うのに考えていることが似ていたり、一人の人間としての彼女の存在をとても愛おしく思います。こんな遠くで、自分の気持ちを包み隠すことなく話をできる存在に出会わせてもらえたことを心から感謝しつつ、お店としてお客様にお返ししていくことが使命だと改めて感じました。
ここはどこでしょう?
ま、まさか、ここへきてこの夢が叶うとは!日曜日。この日は乗馬体験に連れてきてもらいました。Virginijaがせっかくだから日曜日くらいどこか観光に連れ行きたいと言ってくれていたのですが、私にしたら観光地よりも地元のことをもっと知りたいな、買付けで毎日出歩いているのでできれば遠出せずにゆっくりと過ごせることはないかなぁ。と考えていました。そしてここ数年乗馬をしてみたいと心に秘めていた思い。。そんな話を出したら、すぐ近くで乗れるわよ!と。
乗り方を教えてくれたのは、ロシア人でリトアニア在住2年目のカタリーナ。そして私を乗せてくれたのは白馬の王子様、タイラーです。はじめはゆっくり、カタリーナに誘導してもらいながら乗りました。少しずつウォーミングアップをしながら、タイラーに私も慣れていく感覚です。しかし初めてのことでバランスをとったり足の使い方もぎこちない私。。。
しかし、だんだん、走る動作や手綱の使い方をならい、徐々に一人で乗れるように。最後はカタリーナの力を借りずに完全に一人で乗れるまでに!
カタリーナの教え方が上手すぎたのですが、まさかたった一時間でここまで乗れるようになるとは予想もしておらず、タイラーとカタリーナに感謝いっぱい。最後は私の手からお砂糖を食べてくれておでこにキスをさせてくれました。
こちらはバースデーガール!!
思いがけない素敵な体験をさせていただきました。
森に囲まれた憩いの家でデスクワークをしながら過ごす、雨の土曜日。午後になってからは、Virginijaの親友で料理家のNida さんのお宅に遊びに行きました。
彼女は、つい先日ワールドアワード授賞式のあった中国、そして韓国旅行から帰国したばかり。彼女が執筆した本、A Taste of Israel が世界一位に輝いたのだそうです。彼女はテレビ局のディレクターとして自分の番組も持ちながら、趣味とは言えないほどの料理の腕前と情熱で本を執筆。全ての料理写真も自ら手がけるという多彩な女性。ブログの読者は250万人を超えているそうです。そんな彼女がVirginijaと私だけにスペシャルレッスンをしてくれました。
といっても、私は横で嬉しそうに見てるだけ!(笑) シナモンロールとそば粉の入ったマドレーヌを作ってくれました。驚くほどに手際良く、まるで魔法の粉を降るように彼女はささささ〜と仕上げていきます。私自身、お料理教室にはこれまで一度も通ったことのないど素人。その私が、初めて受けたクッキングレッスンがこんなすごいひとだなんて、笑ってしまいますね。
出来立てのシナモンロールとマドレーヌ。おいしいなんてもんじゃありません。あー。この旅ではおいしいことしかないなぁ。
ちなみにVirginijaが毎日作ってくれるご飯だって、びっくりするくらいのものです。特筆していないのが申し訳ないくらい。
Jurateさんでは、一度使うと手放せなくなるやわらかいリネンを使ったタオルとラグ、リネンの上質なシャツやコート、そしてオリジナルバッグの生地を仕入れました。この日は半日ほど工房兼ショールームのあるオフィスで過ごしましたが、デザイナーのGrazinaが過去の製品を出してきてくださり、貴重なおり作品を見せてもらいました。そしてなんと、これらを持ち帰らせていただけることに!!
グラジーナの毎日の装いを見るのも楽しみ。この日は当店でもお取り扱いさせていただいているタックワンピースの襟を立ててリネンのストールを胸の前で結んでいました。このシャツワンピースは7年目よ、とのこと。リネンがどんどんいい味になるのを目の当たりしました。美術の先生もしていたという彼女のかっこいいい着こなしだけでなく、この笑顔にいつも癒されています。
先日当店にてみなさまにご覧頂きましたリネンの生地を使ったオリジナルのバッグを、現地のみなさまが大絶賛くださり、ぜひ使って!と仰ってくださったのです。オリジナルバッグの生産は、今後も引き続き独自のデザインにてご協力いただく予定です。
こちらは織られたばかりの製品になる前のタオル。大好きなパターンのタオルの原型を見ることができて、感激。。。!
そしてお昼はJurateさんのすぐ目の前にあるKitchenへ。どこへ行きたい?と聞かれちゃえばやっぱりここは外せません。。モダンデザインの内装にリトアニアの食材を大切にしたカジュアルダイニング。この日のランチはあたたかいキャロットスープとパン、メインはわたしはお魚を。Virginijaはパスタを選びました。スタイリッシュなお店ほどはじめは良くてもどんどん変わっていくようなお店がある中で、このお店は変わらないようで、現地の人に聞いてもここの評判はいつもいいのです。最後のコーヒーまでついて、1000円でお釣りがくる。そこもまた嬉しいところ。
リトアニアの首都ヴィルニュスへは、バスに乗って約4時間。4時間というと長旅のような気がしますが、バスの中はとても快適で、広大な草原を見ながら旅のまとめをしたり、少し眠ればあっという間についてしまいます。
ヴィルニュスに到着すると、Jurate ユーラテのVirginijaヴィルギニヤさんが迎えてくれました。Jurateさんは素晴らしいリネンタオルやお洋服、そしてオリジナルバッグの手織りの生地を作ってもらうなどいつもお世話になっているリネンブランドです。リトアニアの素晴らしい伝統を自分たちの手で残そうと美しいデザインとともに現代に伝えています。
JurateのオフィスではデザイナーのGrazina グラジーナさんも合流し、早速、森のすぐそばにあるとても素敵なお宅に向かいました。
およそ樹齢80年ほどの背の高い松の木々がお家を囲み、室内のどの部屋からもこの素晴らしい景色が見れました。耳を澄ませば鳥のさえずが聞こえてきて、なんて癒されるんだろう!!買付中の地味〜なデスクワークも捗る捗る!(笑)
末の娘さん17歳のヴァイヴァも一緒に、夜はハーブと岩塩でオーブンで包み焼したシーバスとスパークリングワインで乾杯をしました。
出発前に何回かお店で着ていたのでご覧下さった方もいらっしゃるかもしれませんが、三宮のお洋服屋さbotaのオーナー 滝口さんが作ってくれたシャンブレーのリネンワンピース、野良着をイメージしたロング丈のワンピースは、ここラトビアで仕入れた生地を使いました。今回はすこし夏仕様の薄手のリネンを幾つか選びました。こちらも着心地抜群の予感、大。です。
追記。このリネンのワンピースは、リトアニアでも大好評。。。みなさん口を揃えて、見て!このワンピース!この色好き!着物と洋服をミックスしたスタイルね!彼女の友達がつくったのよ〜!などとと自慢げに話してくれました。まだご覧になられていらっしゃらいないお客様にはぜひ、ご覧いただきたい一枚です。
ラトビアでは現地助っ人としてGallery ETMOのお二人が本当に助けてくださいました。毎日朝からつきっきりで取引先を回ってくれたり、新しい製品を紹介してくれたり。。。そして夜には日本食やラトビアンディナーを楽しんだり、音楽フェスティバルや素敵なカフェに連れて行ってもらったり。。。ラトビアの人たちの生の生活をみれるのも、買付旅ならではの楽しみです。
ETMOオリジナルのこの柄の手編みのコートもニット作家のマリッタが今回はなんと、希望した色と糸でたった1週間で(厳密にいうと5日!!)でオーダー会用のサンプルコートを完成させてくださいました。前回の時と同様、日本人サイズです。
Kameli apartmentのお客様に素晴らしいラトビアの素材や技術によって生み出された製品をご紹介できるのが本当に幸せでなりません。ETMOがスタートしてまる3年。どんなに助けてもらっているかわからないくらい彼女には助けてもらっています。日本のお客様も少しずつ増えて二人もとても喜んでくれています。私もすこしでも、彼女たちの喜ぶ姿が見れるよう、今後も日本でこの製品の素晴らしさ、そして遠く離れたラトビアの空間 ETMOの楽しさを、日本のみなさまにご紹介できたらいいなぁと思っています。
ラトビアで一番楽しかったことはなに?と聞かれたら。。。なんだろう?毎日面白すぎる二人+ヤコブのおかげで笑ってばかりいたので一つには決めれませんが、買付けた製品のチェック作業をするためにETMOで仕事していた最後の一日。前日のお好み焼きの残りとラトビア人の昔ながらのルバーブとチーズのケーキを切りわけ、3人で縮こまりコーヒーを飲みながらバッグヤードで食べたこと、、、かな。2日目のお好み焼きもうまいうまい!ケーキも最高!と、まるでエレベーターのような小さな小部屋で騒ぐ子供達のようでした。楽しい日々に感謝です。
森のマーケットで購入したあの巨大バスケットをどうやって持ち帰ろうかと数日間考え、そしてあちこちダンボール収集の旅にでても丁度いいサイズが見つからなかった結果、よし!自分で作ろう!という結論に至りました。Signeが新作のお洋服の打ち合わせをする横で、私はコツコツと・・・工作します!
そしてパッキング!重量や割れ物のことを考えながらうまい具合に荷物を詰めるパッキングは、かなり頭を使う作業。買付けの中での一番の大仕事といってもいいくらいの作業ですが、完成したときの充実感たらありません。あれこれ考え3時間、、、(今夜は寝られないだろうなと思っていたのに)奇跡的に終わりを迎えることができテンションマックスの私を待っていたのは、最後のディナー。ラトビアンナイト!
忙しい中にもSigneは手作りでいろいろなご飯を作ってくれました。ラトビアといえば!のCold beetroot soup。新鮮な新ジャガイモやハーブを使ったスープや、お母さん手作りのミートボール、ジャム。ラトビアの家庭の味はおいしいものばかり。そしてただ切っただけのラディッシュやキュウリとサワークリームを混ぜるだけでの簡単なさらだも、新鮮でおいしい!
ラトビア人にとっての醤油!?サワークリームといちごを口の中で混ぜる、という贅沢を、何度も繰り返した日々。
私もお返しに、お好み焼き!
言われるまで黙っておこうと思っていましたが、念のため持ってきていたお好み焼きソースを冷蔵庫に入れておいたのでツッコミ待ちですね。出汁と鰹節をつかって、地元の食材をつかった即席お好み焼きを作りました。急遽パーティー。
あと、忘れていけないのはバルサム。何種類もの薬草をつかったラトビア特産の濃い〜お酒です。チビチビと。気づくといつも無くなっているので、写真はありません。
リガに滞在中、仕事で外に出かけるかSigneの家でデスクワークをしていた私ですが、日曜日だけは仕事から離れよう!ということで、家から徒歩3分の場所にある旧証券取引所を改装してできた美術館に行きました。美術品もさることながら、建物にも興味深々。
中はとっても綺麗に改装されていますが、高い天井や重厚感のある階段、壁のレリーフ、大きな窓など、ずっとみていても飽きない場所です。
最上階の4階から見る街並み。まるで中世にタイムスリップしたかのような気分です。
日曜日。お仕事は一日お休みして、SigneとJecabsヤコブとともに市場へ出かけました。
ラトビアには「名前の日」というのがあるそうで、誕生日以外に、名前が振り当てられている日には花やプレゼントを贈る習慣があるのだそうです。この日はヤコブの幼稚園の先生の名前の日。お花を選びに行きました。
途中、今朝摘みたてというハーブを見つけて大興奮の私。。。気づけば袋いっぱいに購入。
どの街でも市場は大にぎわいの場所。地元の人々の生きた表情に出会える場所です。ラトビアは農業国のため野菜や果物、きのこやはちみつ、その他自然のものは自国の新鮮な食材が手に入ります。ジューシーなラディッシュやトマト、きゅうり。どれを食べてもほんとうに美味しい。
マーケットに興奮した楽しすぎる朝。二人のおかげでラトビアのことを更に知ることができた朝でした。