The colors of Latvia, Inspired from Lithuania 11/3~20開催
今週木曜日11/3(祝)から11/20までの3週間、Kameli apartmentでは「The colors of Latvia, Inspired from Lithuania」と題して、毎年ご好評をいただいておりますラトビアの手織りのショールをはじめ、リトアニアの手編みのニットコート、両国で作られたミトンやニット帽、靴下などを勢ぞろいでみなさまにご覧いただきます。
今年もきっと迷うこと間違いなしの、すばらしいクオリティの数々。撮影の間、どれも身につけると美しくて、体に馴染んで と、ひとつひとつ見ているだけではわからなかった魅力がおもしろいくらいにあふれ出してきました。みなさまにもお楽しみいただけたら嬉しいです。
みなさまのご来店を楽しみにおまちしております。
翁再生硝子工房から、ランプシェードが届きました
翁再生硝子工房から、ランプシェードが到着いたしました。2016年が始まって最初の展示会が翁の灯りの展示会で、店内で様々なデザインのランプシェードをご覧頂きました。それ以降はオーダー品の展示のみで店頭での販売が間に合っておらず、この度、ようやく!の作品入荷です。大変お待たせをいたしました。
翁のランプシェードを吊るしただけで空間が一気に輝きを増したようです。
LEDのライトが主流になってきたちかごろ。硝子の中で小さく燃える電球の灯かりは、見た目以上にぽっと心を癒してくれるような気がします。
熱く燃えるライトを、再生硝子を通してやわらかな灯りに広げてくれる翁のランプシェード。これから寒くなっていくにつれて、さらに美しく輝いてくれそうです。
現在店頭で展示しているものは全て販売可能です。どうぞご覧くださいませ。
18世紀の白樺のクラフト
買付けブログが完全に終らぬまま営業突入いたしました。が、ぜひともご紹介したいと思っていたものをすこし。。。
旅の最終日。荷造りを早く終わらせられたら楽しみなのは目的なく過ごせる時間。夕方の仕入れ予定まで余裕があったので、それまでつきあって!と友人Marjutと2人で散歩に出かけました。
滞在中の彼女の家は、中心地からトラムで約15分くらいの場所にありました。湖のような Toolo湾のほとりを通って中心地に向かおう。ということで歩いていると 国立博物館へたどり着きました。行ったことがないよ、という私に、それは意外ね!と、二人で早速中へ。目的なく歩く。歩いていると思いも寄らぬ楽しいことに出会う。それが私のフィンランド時間のイメージです。
博物館の中は平日とあって一つの展示室に一組、、くらいのペースでゆっくりと周りました。始めは、さらっと見て、よかったね~ などと立ち去るつもりだったのに、奥に行くにつれて徐々に展示品に夢中になる私たち。17世紀、18世紀の白樺クラフトの前では、驚きの歴史の数々を学びました(いいすぎ?)。
一番最初の写真、この中心にあるのは「塩壷」、だったのだそう。Kameli apartmentでもちいさな塩入れがありますが、本当に、塩に使っていたとは!
300年、400年も昔の白樺の道具。ですが、しっかりと現存して、そのいい色の具合に惚れ惚れ。。。さすが、白樺のクラフトたちです。
こちらの木製品は、似たようなものが当店にもありサウナの桶かな~などと思っていたのですが、なんとビールジョッキだったのだとか。こんなに大きいの!?どうやって飲むの!?と大興奮の私たち。「この時代がうらやましいわ」というMarjutは、手のひらでサイズ比較に協力してくれました。ほんとに、かわいいひとです。
そしてその右隣はチーズを作るときの型です。
そしてサーミ族のコーナーでは、角細工や皮製品、おなじみのトナカイのジュエリーなど、美しく貴重なクラフトに魅せられました。トナカイとともに生きた人々の生活を垣間見ることもできました。
その晩トナカイ料理を振舞ってくれる予定だった彼女。これ以上深入りするのはやめよう。と、後ろ髪ひかれつつ後に。
漁に使っていたかっこいいカゴや網、猟に使った白樺の道具、編み機、編み機で作ったレースや刺繍の美しい布の数々。フィンランドならではのデザインセンスはこの時代からのものがなのかしらと思わせるほどに、シンプルで洗練された道具を見ることができました。
ヘルシンキへ行かれるみなさまには、アアルトのアトリエや自邸とともにこちらもぜひともお勧めしたいスポットに加わりました。ああ、また訪れたいなぁ。たった二週間前のことですが、ずいぶん時間がたってしまったような気分です。
さて、店主、疲れがでたのか少しばかり体調を崩していたのですが、今日あたりから徐々に回復の兆し。。。みなさまもどうかご自愛ください。
来週からはショールやニットコートも勢ぞろい!の予定です。
きもちのいい 秋冬オーガニックコットン、入荷しました。
秋から春先まで手放せなくなってしまった、ヤクウールとオーガニックコットン混紡のロングTシャツ。あたたかなニットパンツ。そしてまたあらたに今年加わったミラノリブのワンピースやコート、ざっくりのニット。裏起毛に包まれて眠りたくなるパーカーなど、はやばやと冬が待ち遠しくなるようなオーガニックコットンが今年も届きました。
長い間探していたもの、気持ちも良くて、シルエットもいいパンツ。
今年は男性用のスウェットも、一緒に店頭に並んでいます。どうぞ、ぜひお手にとってご覧ください。
ひと月ぶりのお店がスタートしました
昨日の買付け後 オープン初日には、開店からたくさんのお客様に恵まれて嬉しい再スタートとなりました。ご来店いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。
ラトビアのおばあさんが編んだバスケットの香りに包まれた店内。あちこちに散りばめられた面白いものや美しいもの。宝探しの気分で覗いてみてください。
来週は国内の翁の硝子やオーガニックコットンなどの国内製品の入荷も目白押しです。来週もみなさまのご来店をお待ちしております。
明日よりオープン致します
ブログ更新も滞り、ほんとうに明日から?と、もしかするとご心配をお掛けしているかもしれません。
が、
明日より買付けの品をそろえてオープンいたします!
重なるときはいろいろなことが重なりますね。。。突然に写真があげられなくなったり、いろいろひとりでは対処できないことが増えてまいりました。
とにかく、無事持ち帰りました商品をみなさまにご覧いただけることを楽しみに本日まで準備してまいりました。
定番になってまいりました手織りのタオルや今から着ていただけるリネンのお洋服、Laimaの宇宙のような色合いの器やフィンランドの作家たちの美しい道具など、どれもひとつひとつが違っていて、新しい発見に満ち溢れたおもしろいものばかりです。
ぜひとも手にとって、いろいろな角度からご覧ください。みなさまのご来店を楽しみにお待ちしております。
買付けブログは途中ですが・・・ サーミブレスレットWSが終りました。
買付けブログ中ではございますが、2日前に無事帰国いたしました。そして昨日はTAKKUのHeidiさんが来店し、サーミブレスレットのWSを開催しました。
久しぶりのお客様との再会に嬉しく、たった二週間なのにずいぶん長いこと会っていないような気分になりました。
荷物も無事到着し、今日から早速荷解き作業が開始です。もうすこし続く買付けブログも引き続きお付き合いくださいませ。
写真は国立博物館のサーミ族コーナーの興味深いクラフトたちです。
フィンランドサウナ体験
今回の旅最後の土地フィンランドへ移動。一年の海外生活を終えてヘルシンキに帰ってきた友人Marjutに会えるのをとても楽しみにしていました。
日曜日。どこに行きたい?と聞かれていたので自然にいざなってほしい、と言っていたら、美しい湿地帯がひろがるLammassaariという半島へ連れて行ってくれました。滞在中はほとんど曇り空のヘルシンキでしたがそれもまたこの国の一部。そんな中訪れた自然はまるで映画の中の世界のようで、初めて見る景色にワクワクがとまりません。
湿地帯には橋がかけてあり、そこを歩いてずんずん奥へ。塔があり、あたり一面を見渡せます。
その後ボーイフレンド Tuomasの実家に移動し、フィンランドの家庭のサウナ、初体験!!お父さんがサウナの火を焚いてくれ、高温のサウナへ!!フィンランドにきて最初の頃に一度ホテルで体験したことがありましたが、電気式のものではなく、薪を使った古いタイプの本物です。途中暑くなるとみんなで外へ出て休んでまたサウナへ戻るのを繰り返し。昼間は寒かったのにサウナの間の外の冷たい空気は本当に気持ちよく、楽しいひと時でした。フィンランドの暮らしを垣間みた気分です。
水をかけるためのレードルのようなものは、幼い頃学校で製作するのだそう。Marjutも彼も作ったよと言っていました。
Latviaと日本
日本食ナイトの日。この日はETMOスタッフのみなさん、そして今回ニットコートのオーダー製作をお願いしたマリッタを迎えて日本食パーティーをしました。メニューはちらし寿司と、Signeのリクエストのお味噌汁です。
マリッタが製作を始めるようになった経緯を聞くと、薬剤師として長年働いていたのですが数年前に癌がみつかり、快復はしたものの、本当にやりたい事をして生きたいと思いニット製作を始めたのだとか。始めてからまだたった5年というから、驚きました。コートもそうですが、マリッタが着ていたお手製のニットやスカートの その出来栄えの素晴らしさには才能を感じます。
マリッタは、なぜ、歴史にも名を残すほどの大きな国である日本人のあなたが、こんなにちいさな名もなき国に興味があるのか?と不思議そうに尋ねました。ラトビアのことを、そして日本のことをそんな風におもっているのかと驚きました。ラトビア人にとっては日本人はそれほど知られていないと思っていたし、歴史的な関わりもそうないように思っていたからです。(リトアニアに行くとまた状況は変わり、日本のシンドラーと言われる杉原千畝さんの影響からか、親日感情を感じることがよくあります。)
ソビエト支配下のとても貧しい時代にも受け継がれてきた伝統を静かに守り続け、自分たちの民族意識を大事にするラトビアの人々から学ぶことは、本当にたくさんあります。民族の歌が大好きなラトビアの人々。国同士での違いはあったとしても、手仕事を愛し、いいものを使いたいという気持ちはただただ一緒だな。。と感じるのです。
人が人を結びつけ、マリッタはSingeと出会い、二人のコラボレーションでETMOのオリジナルのコートが生まれました。さらにそれを日本人の体のサイズや肌の色に合わせて作ってくださり今回のオーダーコートができあがりました。このコートをみなさまにご紹介できることが本当に幸せでなりません。
手仕事の国で出会った、ものづくりの才能をもつ人たちとまだまだ溢れだすSigneのアイディア。これからまたどんな美しい道具を作りだしてくれるのか。目が離せないなぁと思っています。
実はこの次の日。ほんの数時間ですが街を歩く時間があったので近くにある戦争博物館にでかけました。最近ではライフワーク化している各地の戦争関連の博物館巡り。リトアニアでは4、5年前にKGB
博物館というところに行って相当のショックをうけていたのですが、ラトビアのそこはとても小さくて、どちらかというと国民への展示という感じ。民族博物館の趣も備えたような場所でした。
しかし最上階の第二次世界大戦の展示室はやはり恐ろしく、生々しい写真や展示物によりこの地で繰り広げられた戦争の悲劇、街の破壊風景を目の当たりにしました。
閉館間際。残念ながらゆっくりみれないなぁと早送りのように急いでいると、最後の最後の展示に驚きました。
なんと、日本の国旗が飾られていたのです。「あななたちの命が長らえることを祈る」というような意味の日本語と、44名ほどの日本人の直筆の名前が日の丸の周りにありました。
英語訳の紙を手に取り急いでそれをみてみると、それは、日本人からラトビア人の医師に託された祈りの手紙で、ライ麦のパンの中に隠されて運ばれてきたもののようでした。
とても驚きました。まだまだ勉強不足でその当時のラトビアと日本の状況を知らないでいましたが、わたしの心の中に二つの国を結びつける、小さな光が差したような瞬間でした。
今こうしてラトビアで過ごさせてもらっていることがどれだけ幸せなことかを噛み締めながら。日本食をおいしいと喜んでくださるのを見ながら、日本のお客様を通して、またこんな日本食を通してでも、日本のことを少しでも知ってもらえたらいいなと思う、嬉しい夜でした。
Latviaと日本をつないでくれる人
朝からあちこちと出かけて、Signeに助けられふたりで両手両肩いっぱいの荷物を抱えて帰宅した日。そしてこれからパッキングです。Signeとお母さんがラトビアの言葉で話している声がキッチンから聴こえてきます。
何もかもがたくさんの人々に支えられている日々。
そして彼女が、Kameli apartmentとラトビアを繋げ続けてくれる張本人、Signe。お店にも、私の人生にも、今ではなくてはならない人になりました。いつも本当にありがとう。
名前の日
ラトビアでは、誕生日の他に、名前の日を祝うという習慣があります。以前、「明日は幼稚園の先生の名前の日だ」と言ってマーケットへ花束を買いにでかけたことがありました。
誰が振り分けたのでしょうね。名前が365日に振り分けられています。新しい名前も、その人口が増えてくると割り当てられるようです。まだ名前の日がない名前をもつひとたちは「これら以外の名前の日」というのがあるのだそう。
ちなみに、逆バージョンで私の誕生日の名前はなにかと見てみると、Irma、 Mirga とあります。イルマとミルガの日、どちらも女性の名前でした。
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